2010年6月4日金曜日

Tricolor//The Cubes

伊藤若冲アナザーワールドに行ってきた。
千葉市美術館ってけっこう小さい箱なんやけど、こんな所で若冲を見れるとは思わんかった。

今回の展示は前期と後期に分かれてて、前期が明後日(6日)まで。
後期には《象と鯨図屏風》(14日〜)が控えています。
大岡春卜や鶴亭などの若冲に影響を与えたとされる絵師たちの絵も面白かった。

若冲の作品は水墨画を中心に構成されている。
《動植綵絵》のような豪華な作品も好きやけど、水墨画もホンマに良い。
筆の動きから若冲の心の中が感じれるようで見ていて楽しい。
鶴、鶏、鯉、蓮、布袋さん。
ズバッと描いた大胆なものやら節目書きでの細かい描写やら。
作品ごとに違う、作品の中でも描くものによって違う筆遣いや技法の色々に心が踊る。

そして《樹花鳥獣図屏風》登場。
こいつが来ていることをすっかり忘れていたので思わずオオッって声が出てしもた。
以前プライスコレクションで見た《鳥獣花木図屏風》は若冲の作品ではないと言われていたりするが、こっちはそんな事はないみたい。
ま、《鳥獣花木図屏風》を実際に見た時もオオ〜ってなりましたが。
しかしスゴいね。
升目描き。
この発想と実際に書いちゃって、しかもこんなにスゴいのを、どんな人やったんやろう若冲。
んで、これを見た当時の人達はどう思ったんやろう。
なんじゃこれ〜って感じやったんやろうな。
今でもそうやし。
いや〜、しかし何時間でも見てたい絵でした。

でもこっちも大好きで見れて嬉しかったのが《果蔬涅槃図》。
若冲を知った時に一番初めに好きなった作品の一つ。
思ったより大きいなぁ。
この作品はやっぱり八百屋の主人であった若冲ならではと言うか、野菜に対する愛情が出てますね。
描かれている沢山の野菜がホンマにカワイイ。
この漫画みたいなカワイイ絵が僕にとっての若冲の魅力です。
あと、《菜蟲譜》も見れると思っていたんですが千葉には来ないみたい。
この作品も僕が若冲好きになるきっかけの作品だったので是非見たかったなぁ。

入館したときはあまりお客さんいなかったけど、どんどん増えてきてる。
やっぱりまだまだ若冲人気は衰えて無いようで。
来週から始まる後期(6月8日〜6月27日)はもっとお客さん多そう。

千葉を出て今度は渋谷パルコの「蒼井優展〜うそっ。〜」に行った。
カワイイなぁ。
好きな芸能人はって聞かれたら僕は蒼井優って言ってます。

お次は久しぶりに「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」に。
そこで「孤独のグルメ」を買った。
谷口ジロー好きなんで。

夜は「月見ル君想フ」で “The Cubes" のライブ。
中心メンバーの岩崎太整と知り合いなんですが、 “The Cubes" の生は初めて。
ワクワクしながら見に行った。
ライブは期待通り。
数多くのメンバーがいる中で個々それぞれが良いグルーブを出し、見ている者の気持ちを上げてくれる。
出来ればもう少し長く見ていたかったなと思わせる良いライブやった。

いや〜、しかし昨日は色々ありましたな。
今日はもうこんな時間か。
御飯食べて出掛けよう。                             

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